皆さんこんにちは。どんべぇ。
サンゴ草という植物をご存知ですか?
9月中旬頃から能取湖を真っ赤に染めるこの時期にしか見ることができない絶景をご紹介します。
◎どんべぇ事典
アクセス:★★★★☆
遭遇率 :★★★☆☆
絶景度 :★★★★★
理由:女満別空港からのアクセスは良好です。札幌から目指すとなると少し距離があります。朝一で出発したり、道東旅行に組み入れて行くことをお勧めします。
ベストシーズンが9月中旬~下旬と短いですが、赤く染まる期間は比較的ゆっくりなため、時期を合わせて行くと遭遇できます。一方で、10月を過ぎると湖の水面が上がりサンゴ草が浸かって見えなくなりますのでご注意ください。
湖畔が真っ赤に染まる姿は是非一度は見たい絶景です。
今回の絶景スポットは北海道 網走市
《アクセス》
- 札幌から車で約5時間、JR5時間30分
- 女満別空港から車で約30分
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赤く染まるサンゴ草
秋になると茎や枝の部分が真っ赤に染まる、その見た目からサンゴ草という名がついたそうです。
国内では初めて1891年北海道厚岸町にある牡蠣島で発見されました。
塩性植物の一種であり、濃塩濃度に耐えることができます。
シーアスパラガスとも呼ばれて、イギリスやオランダなどのヨーロッパ諸国では食用として栽培もされています。
ただし国内においては、絶滅危惧種のため天然物を収穫することは禁止されています。
北海道以外では、岡山県、愛媛県、香川県などの瀬戸内海岸岸でも見ることができるそうです。
私は香川県で生まれ育ったにもかかわらずサンゴ草の存在は全く知りませんでした。地元に帰る機会があれば、いつか見てみたいものです。
日本最大のサンゴ草 群落地「能取湖(のとりこ)」
国内でもいくつか見れる場所はありますが、能取湖の湖畔、卯原内地区は日本で最大規模のサンゴ草の群落があります。
毎年9月になると写真のように辺り一面を真っ赤に染めてくれる季節限定の絶景が出来上がります。
能取湖は、北海道網走市 網走国定公園内にある湖です。近くにある能登岬に近い湖の意から能取湖と名付けられました。
地図で見るとオホーツク界に通じているのが分かります。湖ではホタテやサケ、北海しまえびなどが漁獲されます。また4月中旬から10月にかけては潮干狩ができるようになります。
今回の絶景写真ポイント
時期 :9月3~4週目
サンゴ草が赤く染まり出すのは、例年8月下旬からです。1ヶ月かけて緑から赤へと染まっていきます。10月の大潮になると、湖の水面が上がりサンゴ草が沈んでしまいますのでご注意下さい。
時間帯 :午前中(朝日に照らされるとより赤く染まります)
1日を通して自由に写真を撮ることができます。太陽の影響も特に受けない場所です。
木道とサンゴ草を絡めて写真を撮りたいという方は、朝1番に行くことをお勧めします。
撮影場所:卯原内サンゴ草群落地 木道
湖にむけて100m弱の木道が一本あり、そこから自由に撮影できます。
サンゴ草は保護されていますので、湿地内には足を踏み入れないようにしましょう。
国内でも限られた場所でしか見ることができないサンゴ草です。中でも日本最大の群落をご紹介しました。
見れる時期は限られていますが、タイミングが合えば是非一度寄ってみてはいかがでしょうか。