１箱のみかん箱から生まれた芝さくらの物語

皆さんこんにちは、どんべぇです。
通常よりも１ヶ月遅れて咲く北海道の桜ですが、その桜の木から新芽が出始めることに辺り一面を真っピンクに彩る芝桜の名所をご紹介します。

「童話村」滝上町ってどんな町？

タラバガニやほたてと言った海産物、また流氷ツアーのガリンコ号でも有名なオホーツク海に面する町紋別市から車で約40分。

森には野生動物や山菜、清流にはヤマベやニジマス息づく、手付かずの自然が数多く残る町です。

おとぎの国を再現したようなテーマパーク？ではなく、

まるで小さい頃に読んだ童話の世界、そんな森林・渓谷・動植物といった自然の恵みを大切にしながらまちづくりを進めているのが「童話村」滝上町です。

今から50年以上も昔の1957年。

当時滝上公園を管理していた片岡兵治さんが、お寺の境内に咲いていた芝さくらに心を奪われ、譲り受けたみかん箱一つの芝さくらを公園の片隅に埋めたことが始まりだそうです。

今でこそ滝上公園では芝桜が有名ですが、昔は桜の木が公園を彩っていました。

ところが1925年、北海道を襲った洞爺丸台風により滝上公園にあった桜の木は壊滅状態にまで追い込まれてしまいました。

その後、芝さくらに魅了された片岡さんと、片岡さんの友人であった町長の朝倉義衞氏の協力を得て1959年から、行政・住民のボランティアにより根分け増殖がなされ、現在の10万平方メートルの面積を誇る芝さくら公園が誕生しました。

車で向かっていると、突然山の斜面に広大な芝さくらが現れます。

あっと息を呑むような真っピンクに染められた芝さくらの絨毯に誰もが魅了されます。

公園を散策するだけでも充分楽しめますが、ヘリコプターによる空中遊泳も体験できますよ。

また、芝さくらを背景に食べる芝さくらソフトは幸せな時間を作り出してくれます。

公園は山の斜面にあり、すこしきつめの傾斜もあります。

私が訪れた日は気温も高く、天気も良かったので少し熱中症気味になってしまいました。

暑さ対策もしっかりとしていきましょう。

天候の影響を受けますが、毎年見頃は5月中旬から6月上旬と言われています。

今年の満開は2022年5月14日に満開宣言、5月22日にピーク宣言がなされました。

約１週間以上にわたって満開の芝さくらを堪能することができます。

ちなみに、2021年は5月20日に満開宣言、2019年は5月23日に一番の見ごろが発表されています。（2020年はコロナのため一般公開が中止となり、見ることことができませんでした。）

開花状況の詳細は、滝上町のホームページ芝さくらだよりから確認することができます。

是非旅行プランに合わせて、サイトをご確認ください。

滝上芝さくら公園のご紹介でした。
童話村の中に突然現れる芝さくらの絶景を見に訪れてみては如何でしょうか。
見たこともない絶景に心を奪われることは間違いありません。

住所	〒099-5604 北海道紋別郡滝上町元町
アクセス	札幌から車で3時間半、女満別空港から車で2時間半
URL	https://town.takinoue.hokkaido.jp/kanko/hanadayori/shibazakura/
営業時間	8:00~18:00（最終入園17時まで）
駐車場	芝ざくら滝上公園」駐車場（満開時は臨時駐車場：町民グラウンド：元町）
料金	大人500円　小人250円（開花期間中）