函館 道南

江戸幕府が残した遺産「開陽丸」が眠る町

皆さんこんにちは。どんべぇです。
当時最強の軍艦と呼ばれていた旧幕府軍の「開陽丸」ですが、江差町沖で座礁しそのまま海底に眠ってしまいました。海洋遺跡が眠るまち江差町について本日はご紹介いたします。

どんべぇ辞典

《所要時間:90分》

アクセス :★★★☆☆(3.0)

絶景度  :★★★★☆(4.0)

歴史を学ぶ:★★★★★(5.0)

理由:開陽丸がある江差町は、函館から車で90分の場所に位置しています。JRが通っていない町なので、車かバスでしかたどり着くことができないところが少し難点です。

開陽丸は船の中を見学することができ、当時の歴史を学ぶことができます。

幕末最後の物語がたくさん詰まった街並みと開陽丸、そして太平洋を見渡せるかもめ島からの景色は、江差町を代表する絶景スポットです。

江差港に停泊する開陽丸

開陽丸はココ!江差町


《アクセス》

函館から車で約1時間30分

最強軍艦「開陽丸」が歩んだ歴史



開陽丸は榎本武揚が率いる江戸幕府の当時最強と呼ばれていた軍艦です。

1868年(明治元年) 戊辰戦争の際、松前城を攻め落としたのちに北上を試みていましたが、江差沖にて座礁。そのまま生涯を終えてしまいました。

当時の遺物はその後も海底に静かに眠り、1975年(昭和50年)に引き揚げ作業が開始された世界でも数少ない海洋遺跡です。

遺物の数はなんと3万5000点以上!

実物大に復元された開陽丸の船内で展示されています。

船内の展示には、当時の歴史と遺品が丁寧に説明されていますので、歴史の知識が浅い私でも楽しむことができました。

日本の夕日100選!かもめ島



かもめ島から眺める開陽丸

開陽丸を見学した後は、是非かもめ島にも行ってみましょう。

南北に細長く、中央がくびれた特異な形が、カモメの羽ばたく姿に似ていることからかもめ島と呼ばれるようになったそうです。

かもめ島は周囲2.6km、海抜20mの小さな小島です。歩いて15分ほどで島の山頂まで登ることができます。

千畳敷 かもめ島の山頂から

山頂に着いたら、是非太平洋側へ行ってみましょう。

かもめ島から見る夕焼けは、日本の夕日100選にも選ばれています。

太平洋の荒波に侵食された岩肌が、畳を敷き詰めたような形に変わったことから千畳敷と呼ばれる奇勝(きしょう)を見ることができます。

※かもめ島は写真の千畳敷の下まで降りていくことができます。

しかし、急勾配で柵や注意書きなど特にありませんので決して無理をしないようお願いいたします。

絶景写真の撮影方法


撮影場所:開陽丸横の砂浜

開陽丸の西側にあるえびす浜海水浴場から撮影します。

かもめ島から見る開陽丸も美しい姿ですので、是非お気に入りの構図を探してみてください。

撮影時期:年中

開陽丸も、かもめ島も年中訪れることができます。私が写真を撮影したのは6月末です。

この日は天気も快晴で、北海道の初夏を感じながらゆっくり散歩することができました。

4月、5月は松前城の桜が見ごろを迎えるのでセットで行くのもオススメです。

撮影タイミング:いつでも

いろんなアングルから撮影することができますので、太陽の影響も調整できます。

逆光になったとしても開陽丸のカッコいいシルエットを撮影することができますので、いろんな写真にチャレンジしてみましょう。

開陽丸の背景に夕日が沈んでいきますので、日没のタイミングは美しい夕日を背景に開陽丸のシルエットを写すことができますよ。

かもめ島に沈む夕日もセットで狙うのであれば、日の入り2時間くらい前に開陽丸を見学してスタンバイしたいですね。

併せて行きたい!オススメ絶景スポット


  • 幕末の歴史が詰まった松前城

4月下旬から5月中旬にかけては、桜景色も見ることができます。

  • きじひき高原

函館から江差へ向かう道中にある函館展望スポット!

開陽丸 詳細情報


住所 〒043-0041北海道檜山郡江差町字姥神町1-10
料金 大人500円 小中高生250円
営業時間 9:00~17:00 (券販売は16:30まで)休館日はリンクをご参考ください
駐車場 有り(無料)
参考リンク http://www.kaiyou-maru.com

江差町にある開陽丸とかもめ島をご紹介しました。
歴史に対してそれほど興味がなかった私ですが、五稜郭、松前城、開陽丸と観光したことでかなり知見がふかまりました。
海洋遺産が眠る町 江差へ是非一度行ってみては如何でしょうか。

全国転勤営業で27歳の初赴任から北海道に移住しています。
函館市3年、札幌市2年で初めは環境の違いに慣れることで精一杯でしたが、今や北海道に魅せれらた男です。
5年間自分の足で様々な場所へ行き、感じたままの広大な北の大地を発信しています。

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