幕末の思いを馳せる1,500本の桜

皆さんこんにちは。どんべぇです。
北海道の長い長い冬が終わりを迎え、やっと春の陽気となってきました。
全国よりも１ヶ月近く遅れて、４月の末頃から咲き始める五稜郭公園の桜について本日はご紹介します。

函館五稜郭とは

少しだけ歴史の話をします。

1853年アメリカ合衆国からペリー艦隊の来航「黒船来航」に伴い、200年以上続いた徳川幕府の「鎖国」は崩れ去りました。その際に締結した日米和親条約に伊豆の下田と蝦夷地の箱館（江戸時代までは函館ではなく箱館）を「開港場」とし、以降多くの外国人を招き入れる入口となります。

五稜郭は、開港場となる箱館での外国との交渉や蝦夷地の防衛を行うための「箱館奉行所」として建築されました。

その後は戊辰戦争が始まり新政府軍との最後の戦いの際、旧幕府軍の最後の砦となった歴史ある建築物です。

また、この綺麗な星形の形は近世ヨーロッパ式城郭を参考に建築されています。当時の築造場所の地名「柳野」から「柳野城」という別称もあったそうです。

五稜郭公園内の中心には、江戸幕府の役所であった箱館奉行所が復元されています。歴史にご興味がある方は、ぜひ奉行所も寄ってみてはいかがでしょうか。

下の記事は、当時の最強軍艦「海洋丸」について紹介しています。

【道南江差町】江戸幕府が残した遺産「開陽丸」が眠る町

箱館五稜郭の周辺には約1500本のソメイヨシノが植えられています。桜の季節になると星形の五稜郭を綺麗に色づけてくれます。

この桜は1914年に函館市民から請願を受け、一般公開は始まった際に約5000株の苗木が植えられ、今の桜の名所へと成長したそうです。

五稜郭公園に訪れた際は、ぜひ２ヶ所から桜を楽しんでみてください。

写真の通り五稜郭公園は堀の中も外も自由（料金無料）に歩くことができます。約1500本も咲きほこるソメイヨシノを是非身近で感じてみてください。

歩くだけでももちろん十分楽しめますが、他にも堀をぐるりと一周できる手漕きボートで堀をの貸出や、公園内でのBBQができたりします。

私も北海道に行くまで知りませんでしたが、北海道のバーベキューはジンギスカンです！準備物なしでできる貸出サービスもありますので是非北海道ならではのバーベキューも楽しんでみては？（※現在はコロナのため実施できません。）

北海道の桜は平均して４月の最終週から咲き始めます。

特に五稜郭の桜が満開になるのは４月末から５月頭にかけてが多いです。

桜の開花予想は、函館市公式観光情報や五稜郭タワーのホームページにも記載がありますので、事前に確認してから旅行の計画を立てましょう。

今回は、桜の五稜郭を中心にご紹介させていただきました。

しかし、五稜郭公園の魅力はもちろん桜だけではありません。四季折々に魅せる違った顔がありますので、是非色々なタイミングで行ってみてくださいね。

桜の名所、五稜郭公園はいかがでしたでしょうか。
北海道の厳しい寒さを超えて魅せてくれる1500本の桜は見た人を感動へと誘ってくれるはずです。ぜひ今しか見れない函館の桜をご覧くださいませ。

函館に来た際は、是非ミシュランガイド３つ星を獲得した日本三大夜景とセットで観光しましょう☟☟☟

【道南函館市】日本三大夜景　函館山

住所	函館市五稜郭町４４番地
アクセス	・市電「函館駅前」～「五稜郭公園前」下車、徒歩約15分・市バス函館駅前25系統/19系統/33系統、五稜郭公園入口下車　徒歩10分
URL	https://www.hakodate-jts-kosya.jp/park/goryokaku/
料金	五稜郭公園内入場無料五稜郭タワー（大人900円、中高生680円、小学生450円）
営業時間	郭内（堀の内側）4月～10月5時～19時/11月～3月5時～18時五稜郭タワー9時〜18時（コロナの影響で時短営業あり）
駐車場	付近周辺の有料駐車場（函館市芸術ホール駐車場・函館市五稜郭観光駐車場