皆さんこんにちは。どんべぇです。
海抜750m以上の高原にあるに位置し、数あるニセコ山系の中でも最も美しいとされる「神仙沼」についてご紹介します。
神仙沼のある共和町はどんなまち?
後志(しりべし)総合振興局管内の西部に位置しています。
北は積丹半島南部、南はニセコ練峰に接する地域です。
1955年(昭和30年)に旧小沢村、前田村、発足村が合併した際に、まちの主産業であった農業を象徴する「かかし」をシンボルとしたまちづくりが始まったことから、かかしのふるさと呼ばれています。
毎年8月には「共和かかし祭」が開催され町民の心を一つにします。
メインイベントの「かかしコンクール」では、毎年100体を超える手作りのかかしが集まり、完成度やユニーク度を競い合います。
街灯もかかしをモチーフにしたり、共和町のカントリーサインももちろんかかしで、かかしのふるさとと言える町です。
神仙沼とは
ニセコ町から岩内町にかけて東西に連なるニセコ連峰
大小さまざまな顔をもつ地沼があり、地沼めぐりも共和町を楽しむ一つです。
その中でも神仙沼は、ニセコ連峰の中央、標高750m以上に位置し、このエリアに点在する地沼の中でも最も大きく美しいと言われています。
1928年(昭和3年)に、日本ボーイスカウトの生みの親である下田豊松氏一行により発見されました。
見つけた際に、まさに別世界へ来たような景観と、そのあまりにも神秘的な雰囲気にのまれ、「神、仙人の住みたう所」と印象を受けたことが命名のきっかけだったそうです。
高山植物の宝庫で、6月から10月の紅葉にかけて、色とりどりの風景に出会うことができます。6月下旬から7月上旬にかけては、共和町の町花でもある「ミツガシワ」が白い花を咲かせて迎えてくれます。
神仙沼までの道のり
駐車場がある神仙沼レストハウスがスタート地点です。
道中は、木道が整備されていますので看板の案内に沿って進んでいきます。
進むこと約20分、突然、息を呑むような湿原地帯が目の前に広がります。
私は、湿原地帯が大好きですが、神仙沼は心洗われる神秘的な美しさで、言葉を失いました。
ただ、この日は強風でとても寒かったです。
また、神仙沼以外にもこの周辺の地沼をめぐることができます。時間に余裕のある方は是非色々と回ってみてはいかがでしょうか。
神仙沼散策の注意点4つ
1.草木や虫に注意
道中は木道が補正されているものの、生い茂った草木が無造作にはみ出ています。中には、肌が被れてしまう植物もありますので、できれば長袖などで肌を守れるようにしましょう。
また、虫も結構飛んできます。虫除けスプレーもあるといいかもしれません。
2.木道の底抜けに注意
木道は一部腐って底が抜けているところがあります。ピンクのリボンで注意喚起をしてくれているので、気をつけて歩くようにしましょう。
3.熊よけ対策を怠らずに
特に、神仙沼だけでなくさらに奥に進む際は必ず熊よけ対策を行ってから行きましょう。
4.通行止めに注意
ニセコパノラマラインと呼ばれる道道66号線は、雪の影響で冬季が通行止めとなります。
積雪状況によって異なりますが、毎年10月下旬から4月中旬~下旬頃までは通行ができませんので、訪れる際は事前に道路交通情報を確認してから行きましょう。
情報はニセコ町ホームページから確認ができます。https://www.town.niseko.lg.jp
神秘的な美しさで、来る人を魅了してくれる神仙沼は如何でしたでしょうか。
夏と秋でも全く違った景色を見せてくれます。
また、神仙沼の後は、湯本温泉郷「雪秩父」で汗を流すこともできますので是非セットで行くことをお勧めします。
住所 |
〒048-2201 北海道岩内郡共和町前田
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アクセス | 札幌から車で約2時間 |
URL | https://www.town.kyowa.hokkaido.jp/kankou/spot/shinsennuma.html |
料金 | 無料 |
駐車場 | 有りレストハウス(無料・トイレ完備) |