皆さんこんにちは。
カチコチに凍りついた湖の上を歩いた経験がある方はいらっしゃっいますか?
それだけでも貴重な経験ですが、本日は地下から湧き出るガスが閉じ込められてできるアイスバブルの世界をご紹介します。
きたログ評価
《所要時間:120分》
アクセス:★★☆☆☆
遭遇率 :★☆☆☆☆
神秘度 :★★★★★
理由:オンネトーで見ることができるアイスバブルは、国内でも中々見ることができない貴重な景色です。
オンネトーが全面氷結するのは例年12月の上旬、雪が降ると湖畔が真っ白になってしまうため、氷結から雪が積もる一瞬の間しか遭遇できない絶景です。
オンネトーへのアクセスは、女満別空港から車で約1時間、帯広から約2時間の場所に位置しています。長距離の雪道を運転しなければならないので、冬季のアクセス面では少し不便さがあります。
湖一面が凍りつき、その上を歩くことができることだけでもとても感動します。
それ以上に、自然が生み出す造形美には言葉を失うほどの感動があります。
オンネトーはココ!足寄町
《アクセス》
女満別空港から車で約1時間
帯広から車で約2時間
札幌から車で約5時間
広大な北海道移動はレンタカーがオススメです
北海道3大 秘湖「オンネトー」とは?
アイヌ語で「年老いた大きな湖」という意味を持つ、阿寒摩周国立公園の最西端に位置し、雌阿寒岳の麓にある周囲周囲2.5kmの湖です。
オンネトーはこの3大秘湖の一つでもあり、季節や天候によってエメラルドブルー、ダークブルーなどに魅せ方を変える姿は、北海道を旅する人たちの憧れでもあります。
北海道には手付かずの自然がまだまだ多く残っています。その中でも、訪れることすら容易ではない秘境の湖のことをいつしか人々は、秘湖と呼び3大秘湖が誕生しました。
《3大秘湖》
・オコタンペ湖(千歳市)
・東雲湖(上士幌町)
・オンネトー(足寄町)
アイスバブルはどうやってできる?
アイスバブルの正体は、湖の下から出る火山由来のガスや、湖底に沈む植物が分解され発生するメタンガスです。
氷点下10度を超える寒さの中ゆっくり凍りつくオンネトーに閉じ込められたガスが、美しい自然の造形美を作り出します。
オンネトーでの注意点
- 冬季通行止めに注意!
道道949号オンネトー線(雌阿寒温泉より奥側)及び道道664号、モアショロ原野螺湾足寄停車場線は冬期通行止めとなります。
オンネトーに1番近づける場所は1番近づける場所は、野中温泉の駐車場になります。
通行止めのゲートを越えて、片道2km、約30分の山道を進むと到着します。
- 転倒に注意!
雪が降っていない湖畔は、スケートリンク状態です。実際、スケート靴で滑っている方もいるくらいです。
ツルツル滑りますので転倒にはご注意ください。
- 湯つぼへの落下注意!
オンネトーでは湯つぼと呼ばれる場所があります。氷点下の中落ちたら大変危険です。
日中は比較的人がいるので、大丈夫だとは思いますが、オンネトー周辺は電波もありませんので1人で歩き回らないようにしましょう。
オンネトーへ行くときの装備
- 防寒対策
オンネトーの気温は氷点下です。
凍てつくような寒さの中歩いて向かいますので、しっかりと防寒対策をしておきましょう。
ニット帽、手袋、ネックウォーマー、ダウンジャケット
- 箒やブラシ
雪が降った後のオンネトーではアイスバブルが隠れてしまいます。
そんな時は箒やブラシで履いてアイスバブルを探しましょう。
お宝探しみたいで楽しいですよ!
冷えた身体を阿寒湖温泉で温めませんか?
今日の絶景写真
撮影場所:オンネトー
湖畔のあちこちでアイスバブルは見ることができますので、お気に入りの形を探して撮影しましょう。
背景に阿寒富士と雌阿寒岳が見える位置がいいと思います。
撮影時期:12月上旬頃(オンネトーに雪が積もるまで)
雪が深くなるとアイスバブルは見ることができません。
この時期になるとTwitterやInstagramでオンネトーの凍結状況を発信してくれていますので情報を確認してから向かいましょう。
阿寒アートネイチャーセンターが凍結状況などを毎日Twitterで発信してくれていますので、行く前にはチェックしてから行くことをお勧めします。
撮影タイミング:何時でも
アイスバブルはオンネトーの表面にできますので太陽の影響は特に気にしなくても大丈夫です。
日中のエメラルドブルーですが、日が暮れる夕方ではアメジストカラーに変化するのも見所です。
到着するタイミングに合わせて撮影してみてください。
オンネトー 詳細情報
住所 | 〒089-3964 北海道足寄郡足寄町茂足寄 国有林内 |
料金 | 無料 |
営業時間 | 24時間 |
駐車場 | 有り(野中温泉) |
参考リンク | https://www.town.ashoro.hokkaido.jp/kanko/spot/onneto_area/spot-13.html |
美しすぎる自然の造形美「アイスバブル」の世界をご紹介しました。
見れるタイミングが一瞬なのが難点ですが、もし12月頭に北海道、特に道東に行く機会がありましたらオンネトーのアイスバブルを思い出してみてください。